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濱野 裕生（はまの ゆうせい）
【プロフィール】
過酷な介護生活に携わる多くの人々と気持ちを共有したい。 実母の在宅介護を続けながら音楽・講演活動を行う、異色のシンガーソングライター。
佐世保西高校時代には週末は米軍基地で照明関係のアルバイトを兼ねて演奏活動。一浪の後に熊本商科大学へ進学。卒業後は音響＆照明機器操作関連の会社を設立。佐世保の地で独居生活を送っていた母親を熊本へ呼び寄せ2003年3月から同居開始。来熊当時90歳(要介護2)だった母は2009年には要介護5に。母親との同居開始の頃から書き始めた詩に曲をつけて124の作品に。その一部をネット配信して評判になっていた処をメジャーに注目され、2011年7月にテイチクレコードからデビュー。濱野裕生自らの介護体験を歌でトークで伝える事で多くの介護家庭との思いの共有を願い、[いのちの詩コンサート]を各地で展開している。
http://inotinouta.otemo-yan.net/ |
○『いのちの詩コンサート』
○『母に生命を返す時』トーク&ライブ
○後悔しない介護とは
○高齢社会を支える介護力とは
○認知症の母を抱えて
≪関連情報≫
テレビ、新聞、雑誌等幅広く紹介。テイチクエンタテインメントよりデビュー |
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シングル『蝉しぐれ〜老いゆくいのち〜』（2011.7）
自身の介護の記録を歌に綴り、ブログで公開し続けて8年。その活動が地元マスコミに取り上げられ大きな反響を呼んだ。これまでに創り続けた120曲を超える楽曲の中から特に象徴的な4曲をCD化。 |
アルバム『母に生命を返す時』2011年12月14日（水）発売
実母の在宅介護を通じて生まれた楽曲の数々の中から、ライブ・講演を通じてリクエストの多い楽曲を選曲。タイトルの「母に生命を返すとき」は、濱野裕生の活動の初期から、ライブ・講演で謳われていたもの。親があってこその自分の生命であるから、親が老いて助けが必要なときに子である自分が、尽くせる行動で無制限に支えることがすなわち「生命を返す」という言葉に置き換えられている。 |
≪濱野裕生の想い≫
今回のメジャーデビューに際しては随分と悩みました。「老いていく一方の母の様子をさらしものにしているような気がして」私の思いは複雑でした。でも、この私達が暮す日本でこれ程までに高齢化し、伴う諸問題が噴出してくるようになって決心しました。私達は便利さや都合の良さばかりを追求するようになり、その暮らしにすっかり浸りきってしまい、日本人本来の姿を忘れてしまい始めたような気がする。それは少子化による断絶気味の親子関係や失いかけた兄弟の絆……。例を挙げればキリがありません。不便さの多かった昭和の頃の勤勉な父や家庭を必死に護る母親の姿。穫れたての野菜を運んでくれた近所の農家の方……。家族で詣でた神社で頭を垂れる家族たち……。その一方で家族でキャンプに行っても火を熾して飯盒で米を炊けない父親に家庭では魚を捌けない母親……。現代を生きる私達は実多くの日本人らしさを失い始めている事に気づきました。これからも多くの事を詩に綴り歌い語り伝えていこうと思っています。私の他の作品も聴いて頂ければ幸いです。 |
